サポーター体験記
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様々な情報を発信!練馬放送のこれからを聴いてみました

様々な情報を発信!練馬放送のこれからを聴いてみました
練馬放送のロゴマークは、大根などをモチーフにしています

現在はインターネットラジオという形態の練馬放送。
ラジオがお好きで、聴いているシニア世代の皆さんも多いと思います。
「将来的に独自のF M局を開設したい」と話す高橋さんに、練馬放送の成り立ちや役割、またシニアにおすすめの番組を質問してきました!

株式会社 練馬放送

※以下、文中敬称略。
※取材はコロナウイルス感染症の予防対策に十分配慮し、行われています。
取材ご担当:営業制作部部長/高橋 広穏さん
所在地:練馬区北町8-12-14
電話:050-5278-2712
URL:http://nerimabroadcast.jp/

災害時の強い味方!防災協定と臨時災害放送局とは?

――まず、練馬区やJ:COMさんとの連携について、また災害時にどのように練馬放送が動かれるのかを簡単に教えてください。


高橋 「練馬区、J:COM、日本大学藝術学部、練馬放送の4社で“臨時災害放送局に関する協定”を結んでおります。細かい内容については、ホームページにも載っていますのでぜひご覧いただければと思います。
<参考:練馬放送ホームページ>
https://nerimabroadcast.jp

 今回お話を伺った高橋さんは、ご自身もラジオがお好きなだけあり、知識も豊富です
今回お話を伺った高橋さんは、ご自身もラジオがお好きなだけあり、知識も豊富です

有事の際に区を含めた4社が集まって、“臨時災害放送局”を立ち上げて、それによって、練馬区の皆様に情報を提供するというのが一つの流れです。
この“臨時災害放送局”というのは、災害等の発災時に、練馬区が総務省に対して臨時災害放送局の開局を申請し、開局の免許を付与され、周波数が割り当てられる仕組みです。我々発信側は準備し、区民の皆様に周波数をお知らせして、ラジオを聴いて情報を得ていただきます。
放送内容を誰が決めて、誰が喋るのか、などの詳細を4社で決めて、例えば避難所の情報や被害の状況、揺れなどの情報を発信していきます」



―― ありがとうございます。現在、シニア世代や私たちに関わる多くの区民が、練馬のお役立ち情報「ねりなび!N E O」という番組を聴いています。高橋さんが毎回決めるお題やテーマ、またそのアイデアなどはどのように湧くのかを教えていただけますか?


高橋 「練馬区に広聴広報課という部署があって、そちらと連携をして、情報を得ています。練馬区のプレスリリースの情報が送られてきますのでそれが番組のひとつのベースとなっています。
もちろん、区報などを読んでいただいてもある程度の情報は入手できますが、文字で見るのと耳で聴くのとではまた違う面もありますので、我々の中で優先度の高い情報を取り上げています。ただそれだけですとどうしても情報の幅が広くなりませんから、イベントなどで取材を行って、その様子を伝えたり、他にはリスナーさんや区民の皆さんから『これを取り上げて欲しい』と依頼が入って取り上げることもあります。
このねりなび!N E Oという番組は、土曜日のお昼12時からが初回の放送なので、これを聴いて『じゃあ行ってみようか』となるように、土曜の午後や日曜日に行われるイベントを積極的に取り上げています」

 今回は特別に!放送ブースに入れていただきました、気分はすっかりパーソナリティ?!
今回は特別に!放送ブースに入れていただきました、気分はすっかりパーソナリティ?!

インターネットラジオを行いながら、F Mラジオ局の開局を目指す

――ホームページを拝見しましたが、練馬まつりなどの取材をしている様子が掲載されていました。何かエピソードはありますか?


高橋 「練馬まつりはかなり長く関わっておりまして、取材メインの時もありますが、出展もして、公開収録を行ったこともあります。あと私ども単独ではなく、練馬区内の他のお店とコラボレーションしたということもありました。去年と一昨年は中止でしたが、その前までの5年間は、先ほどの臨時災害放送局のテスト放送として、1年に1回、練馬まつりの日に実際に機械を動かして番組の放送テストをしました。
テストを行わないと、準備はしたが、災害時に動かなかった!なんてことも起こり得ますから。発信側としては万全な体制を築いています。受信側の皆さんには出展ブースに来てもらって、災害時に備えてラジオを用意してくださいとお願いをしたり、実際にはこんな風に放送されますよ、というデモンストレーション行うのが、ここ最近の練馬まつりのパターンですね」

――私は年齢が高いせいもあり、インターネットラジオというのを全然知りませんでした。今、災害に備えての体制や、様々な情報を流してくださるのはすごくありがたいのですが、受け手である私たちがその存在自体を知らないと、空振りになってしまうと思います。今の世の中、シニアも相当数存在しますので、お知らせや広報的なものをされていらっしゃるのであれば、教えてください。


高橋 「インターネットラジオに関しては、まずはインターネットで広報するのが一番近道です。すでにネットに慣れている層を取り込めますから。その意味では、シニアに対しては利用のハードルが上がるのは承知していますが、例えばTwitterなどのSNSを使って情報発信したり、今後はイベントに出展し、チラシを配布するなどしてPRに努めていきたいと思っています。
あとはこのほか、コミュニティFMという、常設のFMラジオ局の開局準備をしている最中です。臨時ではなく毎日常設で放送しているFM局を立ち上げて、FMラジオで聴いてもらう、その前段階としてインターネットラジオを展開している感じです。やはりどうしてもネットはハードルがあるのと、ネットが繋がらないですとか、たくさんの方が一度にアクセスしたら固まってしまうとか、安定して利用できる環境と言い切れない側面もあるためです。ですので、基本的には電波を主軸にして、それを補う形でインターネットラジオを、という展開で考えています。FMラジオの電源を入れて、数字を合わせたら聞こえるっていうのは簡単ですからね。ただ、どうしても認可事業になるので、少し時間がかかってしまっており、電波とネット、両方でやる!というのをなんとか今年度には、実現したいと考えています」



――本当にすごい勢いでいろんなものが変わっていきますからね。SNSやネットは素晴らしいのですが、シニア世代はイベントの時にブースに行って、自分の携帯に実際にセットしてもらえるとか、 そういうことで聴き始めるケースは多いと思います。コロナでそれが途絶えてしまって、少し残念ですが。


高橋 「イベントに出て、チラシを配布して、シニアの皆さんに直接お会いして説明をするのが一番効果がありますね。
シニアは口コミが一番強いですから。ですからお伝えした方には、『ぜひ他の皆さんにもお伝えしてください』と言うようにはしていますね」

北海道から千葉、そして練馬へ!趣味が繋いだ発信の礎(いしずえ)

――高橋さんが学生時代からどのようにラジオに行き着いたのか?その運命の出会いでもある、現在、株式会社練馬放送の代表取締役でもある三宅克彦さんとの出会いを簡単に教えてください。

 北海道ご出身の高橋さん、ラジオがつなぐご縁で練馬にたどり着くことに
北海道ご出身の高橋さん、ラジオがつなぐご縁で練馬にたどり着くことに

高橋 「もう30年以上前の話になりますが、私の親が車でラジオを掛けていて、それを聴いて好きになったのがきっかけですね。他には、野球中継をT Vで見ている時、当時は大体夜の9時20分くらいになると、試合を延長していても放送が終わっちゃうんですよね。『試合の続きはラジオでお聴きください』となることが非常に多くて。それで、その試合が終わった後も続けて他の番組を聴くことがだんだん面白くなってきました。
また、私自身よく喋る子供でしたので、カセットテープに自分の声を録音して、まあ、今で言うラジオのパーソナリティの真似事みたいな遊びもやっていました。当時私は札幌にいたのですが、中学の同級生が、電波を発信する機械を自作したんです。ミニFMと言って、本当にもう見渡せるぐらいの狭い範囲なのですが、電波を発信できる仕組みです。それで、機械を作ったのはいいが、喋る人がいないということで、クラスで一番喋る僕に声がかかりました。番組のようなものをなんとなく、遊びで放送していました。
ところが、たまたまそれを同じアパートの浪人生が聴いてくれて、なんと手紙をくれたんです。要は反応があったんですね。それで、そこからいろんな面白さを感じていきました。


同じような活動をしている人がだんだん集まりだして、そういった人たちの集まりの時に、それぞれがテープに録音した番組を交換して放送し合ったりしました。そのうちの一つが、千葉の市川で活動していた人へと渡ります。その縁で交流が始まり、私が大学で東京に出た時に、その市川の人と合流して、東京でも同じような活動を始めました。市川の友人は個人宅でしたので、そのうち使えなくなりました。たまたま、その時の仲間の1人が引っ越したのが練馬だったんですよ。そこをスタジオとして使わせてほしいという話になり、活動拠点が練馬になりました。

 こちらは照姫まつりでのブース出店の様子、お客さんと直接触れ合えるイベントは貴重!
こちらは照姫まつりでのブース出店の様子、お客さんと直接触れ合えるイベントは貴重!

練馬に拠点を移してから、練馬まつりに出展して、公開放送を行いました。三宅さんと出会ったのもその頃です。三宅さんご自身もラジオが好きで、何か練馬で活動したい、自分で番組で喋ったり、経営の方にもちょっと参画したいということで組織に入ってもらいました。 当時は一般社団法人という団体だったのですが、人脈がある方なので、最終的には代表理事も担っていただいて、昨年の11月に設立した株式会社では、代表取締役を担っていただいています」

シニア世代は注目!おすすめ番組をピックアップ

――シニアナビに関連する質問をさせてください。練馬放送の今後を考えた時、先ほどのインターネットラジオのような新しい技術を全く苦にしないで取り入れるシニアと、苦手意識がある人と二極化すると思うんですよね。もし、この辺りをカバーするような取り組みがあれば、教えてください。


高橋 「そうですね、やはり機械は複雑ですからね。一つの解決策として、まずFMラジオ一本にする、というのはあります。もしくは、私どもの方でより仕組みを簡単にしていく。ボタンひとつで繋がる、みたいなことですね。インターネットラジオもより簡素化できればと思っています。手回し式のラジオを備えておけば、災害時などは、電池がなくても起動して情報を入手することが可能です」

 練馬放送のオリジナルステッカーがこちら可愛いデザインですね!
練馬放送のオリジナルステッカーがこちら可愛いデザインですね!

 


――情報が受け取れるか受け取れないかで、災害時の行動が違ってきますよね。その結果、命に関わる危険性に差が出る可能性もありますよね。ですから、なるべくそうシンプルな工程で誰でも聞けるツールになるよう、育てていって欲しいなと思っています。


――あとはもう一つ、 NHKの深夜枠で団塊世代におなじみのアナウンサーの方が担当してくださって、すごい今、盛況だと聞きました。例えばそれに倣うような形で、シニアが興味を持つ番組を、インターネットラジオの中でも取り入れていただけたらと思っています。

高橋 「とりわけ“シニア向け”と謳っているわけではないのですが、3つほど、シニアの皆さんに役立ちそうな番組を挙げさせていただきますね。
ひとつは【ねりなび!N E O】です。土曜12時〜(初回放送)の情報番組なので、もちろんシニアの方にも聴いていただきたいです。それから、土曜日の13時半(初回放送)、【nerima favorite】という番組は、例えば食の話だったり、農業にクローズアップした話、季節の話などを発信しています。内容的にはシニアの皆さんの感覚と合っていると思います。そして、土曜の15時半(初回放送)、【ふゆ姫先生の保健室】です。こちらは柔道整復師会練馬支部がスポンサードしている番組で、例えば保健の話ですとか、練馬での休日診療に関する情報を発信したりしています。
他に、特にシニアの方をターゲットにしている訳ではないのですが、非常に支持をいただいている番組も2つあります。土曜日の16時半(初回放送)の【ゆるっとアロハD Eグローカルライフ】という番組で、内容は主にハワイの話なのですが、シニアの方の評価をいただいていますね。2つめが日曜の14時半(初回放送)【朝輔&てふてふの色彩亭シアター】です。パーソナリティの色彩亭朝輔さんが落語もされていまして、落語を題材にしたラジオドラマなどがシニアの方にも支持をいただいています」



――私は個人的にラジオが好きで、未だに朝起きてから、 常にワイヤレスイヤホンで必ずラジオをチェックしています。多方面の情報を継続的に頭に入れるのが好きで、お茶碗を洗うとき、食事を摂りながら、勉強しながら、というのが子供の頃からの習慣でした。シニア向けのホームページの取材ですから、当然、シニアの皆さんに届く情報というのは必要なのですが、それだけに注目することなく、さまざまな情報を発信しているのもラジオの大きな魅力です。
まずは聴いてみる!そして情報に貪欲になる!今後も意識していきたいと思いました。

 最後に高橋さんと記念撮影!この親しみ易さも地域放送ならではなのかもしれませんね
最後に高橋さんと記念撮影!この親しみ易さも地域放送ならではなのかもしれませんね

サポーターの取材後記

へーげん
今回の取材を経て、お役立ち情報からシニア向けの情報、インターネットラジオに発展や重要性を感じました。私は幼少期よりラジオが好きで現在はYouTubeも含めリスニングから勉強するのが好きです。幼少期の私のラジオの思い出と懐かしさが蘇る取材に改めてラジオは欠かせない存在だと思いました。
Mita?
ラジオ、特にインターネットラジオのターゲットは、若い方なのかと思っていましたが、そういうことではなくて、ラジオを聴くのが好きな方がターゲットでありSNSに苦手意識のない方ならどなたでも楽しんでいただけるとのことでした。
落語をもとにラジオドラマに仕立てた番組、野球やラグビーが好きな人向け、ゆったりと落ち着いた話しぶりなどの番組は楽しめそうです。番組表にシニアと命名した番組は無いけれど、音楽や映画などについては、確かに年齢性別の分けはないな、と、高橋取締役の言葉が腑に落ちました。
あくまで個人の感想ですが、実際に聴いてみて感じたのは話す速度が速いと私は聴いていて疲れます。これは練馬ラジオに限ったことではありませんね。シニア向けには、例えばシニアナビねりまの取材記事をサポーターが番組でお伝えするのもアリではないかと考えました。いかがでしょうか?練馬区の情報なのでラジオの番組にピッタリではないかと思いました。

サポーター紹介

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