サポーター体験記
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TOKYO2020が、練馬にやって来る!!! ~オリンピック・パラリンピック2020大会への、練馬区の取組みを聞きました~

TOKYO2020が、練馬にやって来る!!! ~オリンピック・パラリンピック2020大会への、練馬区の取組みを聞きました~
区役所のアトリウムにたなびくフラッグ、
練馬区も盛り上がりを見せています
じわじわと盛り上りを見せる、オリンピック・パラリンピック大会。
残念ながら練馬区に競技会場はないものの、やはり区民としては関心があるのでは?
練馬区ではどんな取り組みをしているのか?また担当の部署のお仕事は??
日本全国で機運が高まる中、シニアナビねりまも、インタビューを敢行してみました。

地域文化部 オリンピック・パラリンピック担当課 オリンピック・パラリンピック調整担当係

取材ご担当:オリンピック・パラリンピック担当課長/冨田 孝さん、同担当係長/柏木 崇彰さん
※以下、文中敬称略。

所在地
〒176-8501 練馬区豊玉北6丁目12-1
電話
03-3993-1111(代表)
URL
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/soshiki/chiikibunka/olympic_paralympic.html

練馬区で行われる、聖火リレーのセレブレーションを見逃すな!

――まず、こちらの部署の活動の概要について教えてください。

 オリンピック・パラリンピック担当課
のお二人に、素朴な疑問をぶつけてみました
オリンピック・パラリンピック担当課
のお二人に、素朴な疑問をぶつけてみました

冨田 「オリンピック・パラリンピック担当課は、平成28年7月に設置されました。
練馬区には競技会場はありませんが、最も近くで開催される射撃競技を始めとする
各種競技の紹介や大会に向けた機運醸成が役割と考えています。

今回のオリンピック・パラリンピックでは、特にパラリンピック競技について、
多くの方に広く関心を持っていいただき、応援していただきたいと思っています。
パラリンピックの盛り上がりが大会全体の盛り上がりに繋がると考えています。

担当課は4名で職務に当たっています。課長1名、係長1名、係員2名です。
他に、大会組織委員会に6名の職員が派遣されています。」


――実は平成28年に、元聖火ランナー※の方や、
関係部署の方にご質問させていただいたことがあります。
2020大会における、練馬区の役割みたいなものは、何かあるのでしょうか?
※シニアナビねりまで取材しています!詳しくは、
https://snavi-nerima.jp/supporter/detail.php?id=sprepo145

冨田 「大会に向けた盛り上がりを考えると、その前段で聖火リレーがあります。
今年の6月に、ルートが公表されていますが、練馬区では来年の7月18日(土)に実施されます。
聖火リレーでは、その日に走る最後の自治体(の地区)で
セレブレーションと呼ばれるお祭りが行われるのですが、
練馬区はこのセレブレーションの会場となっています。練馬総合運動場公園で夕方に行われます。
開会式直前週の土曜日ですから、区民の皆様はもちろん、
区外のお客様も来場されるかと思います。

次に、大会期間中の役割についてです。練馬区に一番近い競技会場は、
陸上自衛隊朝霞訓練場で行う『射撃競技』になります。
この競技は、我々日本人にはなじみが薄いのですが、海外ではメジャーな競技ですので、
海外からこの競技を観にいらっしゃる方が多いのではないかと思います。
どの競技会場も、組織委員会が『一番使ってほしい会場までのルート』を公表するのですが、
東武東上線の朝霞駅、和光市駅それと、都営大江戸線の光が丘駅、
そこから3ルートでシャトルバスが出る予定です。

 たまたま、以前に聖火のお話を聞いた部屋も
こちらでした!不思議な偶然です
たまたま、以前に聖火のお話を聞いた部屋も
こちらでした!不思議な偶然です

どのルートでも会場に行けますが、光が丘駅に向かうバスは大泉学園希望が
丘公園運動場の第Ⅱ期整備予定地を使う予定です。
シャトルバスの運行が円滑に行われるよう、協力していきたいと思います。」


――そのセレブレーションには、希望者は全員参加できるのでしょうか?

柏木 「現時点で詳細は決まっていないのですが、過去大会のセレブレーションでは、
様々なスポンサー企業がコンサートなどを行うのですが、練馬区としても関わっていく予定です。
多くのお客様にお越しいただきたいと思います。

聖火リレーの単なる通過点ではなく、その日ランナーが走る最後の自治体になった、
ということは非常に大きな意味があると思います。
この先、12月以降、より詳細なルートが順次公表されていくと思います。
その中で、どのように練馬区内を走行するのかがハッキリしていくと思います」


パラリンピック競技は、「誰もが一緒に楽しめるスポーツ」です!

――練馬区のグラウンドも綺麗になりましたしね。ラグビーの大会でも盛り上がったのは
記憶に新しいです。
今までに行ったイベントや、今後のイベントについて教えていただきたいのですが。

冨田 「そうですね、これまでの取組は、競技の紹介と競技の体験、という二本柱で進めてきました。
競技の紹介に関しては、練馬区で開催している“照姫まつり”や“練馬まつり”でブースを設けて
パネルで競技を紹介したり、スポーツ関連のイベントで、例えば、ストラックアウト
(ボールを使って、的を射抜くゲーム)などを行ってきました。
オリンピック・パラリンピックの競技の紹介や、射撃競技が近隣で行われる、
というアナウンスはかなり行ってきました。
それと合わせて体験の機会を出来るだけ多く作るようにしてきました。
特にパラリンピック競技の体験については、これまで、卓球、車いすバスケットボール、
シッティングバレーやゴールボールなどを行ってきました。
去年と今年の夏休みには『親子パラリンピック競技体験会』を区内の体育館等で開催し、
多くの小学生と保護者の皆様にご参加いただきました。

 担当課長の冨田さん、パラリンピックの
意義について教えていただきました
担当課長の冨田さん、パラリンピックの
意義について教えていただきました

実は、パラリンピック競技というのは、障害がある方だけのスポーツではなく、
障害のない方も参加できる、“誰もが一緒に楽しめるスポーツなんだ”ということに、
皆さんに気づいていただいて、『これは面白い』と多くの方に関心を持っていただきました」


――私たちも“練馬まつり”でボッチャの体験を行いまして、楽しみました。難しいですね!
ところで、もう少し大きな視点になるのですが、
練馬区としてオリンピック・パラリンピックの活動の中で大事にしているものは何でしょうか?

冨田 「今回のオリンピック・パラリンピックのテーマの一つに『様々な価値観の多様性と調和』
例えば、文化の相互理解などーがあります。先ほどのパラリンピック競技で言えば、
障害の有無にかかわらず、誰もが参加できるもの、皆で一緒に楽しめるもの、
ということに気づいていただく
そんな視点を大事にして、競技の紹介や体験会などのイベントに取り組み、
テーマを具体化していく契機としたいと思っています」


――ちなみに、練馬区には海外の選手やお客様は宿泊されるんでしょうか?

冨田 「・・・ご存知の通り、練馬区内にある宿泊施設は、都心に比べると多くありません。
そのため、多くの海外選手や旅行者の方が泊まられるということは想定していないのですが、
大会期間中はもちろん、その前後も含めて、海外からお越しになった方々に、
ぜひ練馬に足を運んでいただければと思っています。
例えば、区では、先日『世界都市農業サミット』を開催しましたが、新鮮な野菜が住宅街の中で、身近なところで栽培されている、ということは世界的に見ても稀なことですので、
区に遊びに来ていただいて、区内を巡り、新鮮野菜も味わっていただく
など、練馬区の特色を楽しみ、体感していただければと思います」


――ラグビーの時は練馬区でもパブリックビューイングが行われましたが、
オリンピック・パラリンピックでも同じように開催されるのでしょうか?
ご担当の人数も少ないなか、大変そうですよね?

 担当係長の柏木さん、オリ・パラ大会でも
区民が鑑賞できるイベントを考えているとのこと!
担当係長の柏木さん、オリ・パラ大会でも
区民が鑑賞できるイベントを考えているとのこと!

柏木 「ラグビーワールドカップでは、多くの区民から
『パブリックビューイングを行ってほしい』とご要望をいただき、実施しました。
日本がベスト8に進出した際、急きょ会場を手配し、パブリックビューイングを開催しました。
オリンピック・パラリンピックについてもパブリックビューイングを行っていく考えです。
種目も多いですので、実施の内容についてはこれからの検討事項でもあります。
例えば練馬区にゆかりのある選手が出る試合については実施できたらな、と思います。
今後、出場選手が決まっていきますので、壮行会も含め考えていきたいと思います」

私たちの課が所属する地域文化部は、様々なイベントを行っています。
人手が不足する場合は、お互いに助け合って運営しています。」

区民の関心も高まり、ますます盛り上がる2020大会

――例えば我々のようなシニア世代、あるいは小学生など、
そういったイベントを手伝うようなことは出来ないのでしょうか?

冨田 「オリンピック・パラリンピックに関しては、
まだ詳細を検討している部分も多いのですが、聖火リレーなどが具体化してきますと、
区内でボランティアが必要といった話も出てくるかもしれません。
もし、そのような話になれば、小中学生の皆さんや
シニアの皆さんにお手伝いいただける場面もあるのかな、と思います。
その際は、ぜひお願いしたいと思います。
こぶしハーフマラソンなどでは、地域の方、
おおよそ1000名の方にボランティアでご協力いただいたり、沿道で選手に旗を振っていただいています。
聖火リレーは、おそらく東京都実行委員会の方で、かなりのスタッフを手配するのだと思いますが、
こぶしハーフマラソンでの経験も活かしながら、多くの区民の皆様にご参加いただければと思います」


――組織委員会と練馬区との関係や、協働することで起こりうる相互効果などは、
どのようなものがあるのでしょうか?

冨田 「大会に向けた取組を進めるには、組織委員会、東京都との連携、協力は欠かせません。
聖火リレーのこと、先ほどのシャトルバスの運行に関するものなど、連携しての取組は多いです。

射撃競技会場から光が丘駅までのシャトルバスのルートは、
利便性の高い交通手段の一つですので、賑わいが創出されれば(良い)と考えますが、
組織委員会にも(大会のスムーズな運営のため)様々な規制やルールがあって、
その中で対応していく形になると思います。
区が地域や区民の皆さんのニーズに合わせた取組を進め、
組織委員会や都が大会全体の運営を見ながら統一感を出していく、
ミクロとマクロの視点での相乗効果が出せれば良いと考えます。

 区役所アトリウムの掲示板、カウントダウンは
否が応でも盛り上がりますよね!
区役所アトリウムの掲示板、カウントダウンは
否が応でも盛り上がりますよね!

特にパラリンピックについては、私たちが取組を始めた頃に比べ、
認知も関心もとても高くなったと感じています。大会が近づいてきたことはもちろんありますが、
様々な催しや広報をするなかで、少しずつ浸透してきたのではないかと思っています。
苦労した部分はもちろんありますが、素直に嬉しい部分でもありますね。
まだまだ頑張っていきたいと思っています」

オリンピック・パラリンピックは観戦だけじゃない!賢く捉えて、健康寿命も伸ばす

――少し前に元都知事の猪瀬さんの、オリンピック関連の講演を聞きに行きました。
外国人との交流・インバウンドの他に、健康寿命を延ばす、
そして復興、というようなことをおっしゃってました。
健康寿命と言うと、我々シニアの関心ごとの一つなのですが、
シニア世代の参加などについて、お考えのことはありますか?

 健康寿命は私たちにとって重要な話題、
この大会も上手に活用したいものです
健康寿命は私たちにとって重要な話題、
この大会も上手に活用したいものです

冨田 「シニア世代の方々が、オリンピック・パラリンピックを契機に何かにチャレンジする、
新しく始めてみるということになれば、それが一番なのかも知れませんが、
例えば、パブリックビューイングで応援する、それが今後のスポーツ観戦に繋がっていく、
選手の頑張りがご自身の生活の励みになる
ということになれば、それは意味のあることだと思います。
スポーツを中心として、大会に関連した様々な経験や発見が、
日々を元気に過ごすことに繋がっていったらいいな、と思います」


皆さんのご苦労の積み重ねが、区民の関心に繋がっている、と感じました。
シニア世代がオリンピック・パラリンピックにより関心を持てるように、
例えば1964大会の想い出やその時に撮影した写真、
自分が小さかった時のスポーツの想い出写真などを「とっておきの練馬」などに投稿してみる、
なんてことは区民参加型の盛り上げ方法として楽しいのかな、と思いました。
多くのシニアが住む、練馬ならではの盛り上げが出来るかもしれません。
ラグビーの大会同様に、外で!みんなで!オリンピック・パラリンピックを応援できる機会に期待しましょう!

サポーターの取材後記

mick
僕は、オリンピック・パラリンピックが、なんとなく好きだ。チケットも何枚かゲットできた!
練馬区は競技会場こそ保有しないが、練馬総合運動場公園リニューアル、ラグビーパブリックビューイングなど、2020以降もイメージしたスポーツ振興に熱心だ。今回の取材を通じ、とても少ない人数でTOKYO2020の準備を頑張っている事を知り驚いた。
7月18日の練馬地区聖火リレー、練馬出身選手の壮行会などの計画を聞き、TOKYO2020にむけ、ますますワクワクできる取材となった。頑張れ!練馬!
ynishi
私自身、前回の東京オリンピック(1964年)は、幼少の頃で覚えていないため、今回のオリンピックは楽しみにしています。
練馬区内での競技は無いようですが、オリンピック開催の目的の一つでもある、スポーツに親しむという点では、練馬区としても、各イベントで体験コーナーを設けるなど、かなり力を入れている様です。また、2020年7月18日、聖火リレーの東京都内リレーの9日目は、練馬区(その日の最終地点)にとっては、TOKYO 2020の一番盛り上がる一日になる事を期待し、セレモニーに参加する為に今から予定は空けています。

サポーター紹介