サポーター体験記
203

地球規模で考える温暖化の脅威と、私たちができる身近なエコ活動

地球規模で考える温暖化の脅威と、私たちができる身近なエコ活動
練馬区地球温暖化対策地域協議会
(ねり☆エコ)会長 横倉尚さん
「地球温暖化」や「都市部のヒートアイランド」などという言葉を耳にします。練馬の夏は暑いと言われ、また近頃では集中豪雨にも度々見舞われます。この問題の根本をひも解くには・・・?
そこで、練馬区で温暖化対策を推進する、『ねり☆エコ』の活動について、協議会会長の横倉さんを直撃しました。折しも取材日は、『ねり☆エコ』が主催した高橋日出男先生の講演会。「私たちが直面する2つの気候変化-地球温暖化とヒートアイランド-」のお話の一部をシニアナビねりまでまとめたものもお届けします。

練馬区地球温暖化対策地域協議会(ねり☆エコ)

会長 横倉尚(よこくらたかし)さん/練馬区環境審議会会長 武蔵大学名誉教授
幹事・事業部会長 小口深志(おぐちふかし)さん/練馬区環境審議会区民団体委員(自然環境復元協会・顧問)
事務局長 安江松児(やすえしょうじ)さん/(公財)練馬区環境まちづくり公社 地球温暖化対策室長

所在地
練馬区豊玉北5-29-8 練馬センタービル5階
ホームページ
http://www.nerieco.com 「ねり☆エコ」

私たちが直面する2つの気候変化-地球温暖化とヒートアイランド-

首都大学東京大学院教授、高橋日出男先生の講演会に出席しました。講演会は「ココネリ」の研修室1で行われ、会場は満席で、100人を超える参加者であふれんばかり、区民の、環境問題への関心の高さが感じられました。

 首都大学東京・大学院教授高橋日出男先生の講演会場の様子
首都大学東京・大学院教授高橋日出男先生の講演会場の様子
 講師の高橋教授 手先も器用で気象の計測器などは自作もするそう
講師の高橋教授 手先も器用で気象の計測器などは自作もするそう

高橋先生のご専門は気候学・気象学、東アジアの梅雨、中国大陸に大雨を降らす低気圧、都市気候やヒートアイランド現象、ゲリラ豪雨などの研究で、NHKの“おはようニッポン”など多くのメディアにも出演しており気象現象のわかりやすい解説でご活躍中です。

高橋 「地球温暖化とヒートアイランド現象、どちらの気象変化も根本には人間活動に原因があり、気温だけでなく降雨現象や生態系にも影響するので、早急に対策をたてなければなりませんが、遅々として進んでいないのが現状です。
『地球温暖化』の予測には、世界的規模の長年にわたる観測データが必要です。気候変動に関する政府間パネル(略称:IPCC)によって検討された結果、この100年で地球全体では0.7℃気温上昇、それは人間活動の変化に原因があることが分かっています。
世界の平均気温の僅かな変化でも、例えば現在、降雨量が多い地域では更に雨量が増加し洪水を起こしたり、逆に少ない地域では極端に減少して旱魃(かんばつ)になる、さらには時として局所的に急な集中豪雨などが発生し、甚大な被害をもたらします。

一方、『ヒートアイランド現象』は、都市部での諸施設・自動車などからの排熱の増加、舗装による道路の不透水化、ビル高層化など都市の高密度化などが原因で局地的に発生します。東京付近では、銀座付近に高温のピークが生じ、都区部の西側や東側には気温急変域が発生し都心を中心とした高温域が現れます。この現象は冬季の夜間に起きやすい事がわかっています。郊外地域にあたり緑も多くある練馬が夏季に暑いのは、『ヒートアイランド現象』とは少し別の原因です。この事は次で説明しましょう」

夏に練馬付近が高温になる理由は? ゲリラのような集中豪雨の発生はどこで?

高橋 「都内で夏場に局所的に気温が高くなるとか、激しい夕立で洪水が起きるとか、雹(ひょう)による被害が近年多くなったように感じます。このような狭い地域で起きる異常気象現象には、気象観測地点を多くして、密度の高い観測データを集める必要があります。気象庁のアメダス(自動気象データ収集システム)に加えて、南関東の小学校の百葉箱における気象観測、東京都など自治体の観測等、多くの協力を得て、東京都区内で、約2.8km四方に1ヶ所の割合でデータを集めました」

「都内内陸部に位置する『練馬付近』が高温になるのは、風がぶつかりあって、高温帯ができる事が原因です。
8月の午後2時と3時の気温観測データで等温線図を作って気温の分布を見ますと、その時間帯には東京湾から吹く温度の低い『海風(かいふう)』が進入していて、沿岸部では低温になります。埼玉県の南部から都区部の西部にかけて、くさび状に高温域がみられます。これは少し風向の異なる海風がぶつかる所にあたっていて、風が弱くなるので、地表で夏の太陽に温められた空気が滞留し、関東地方北部の高温域とは別の高温帯が出来るようです。これが都区部の西部を夏場暑くする原因と考えていますが、複雑な気象現象が関係しているため、今後もまだまだ地域の観測協力を借りながら研究を進める必要があります。

これに対応して、気温がどうなるか、、、ですが、沿岸部の気温は低いんですね。海風は気温の低い海の方から吹いてくるので、『熱い空気がやってくる』というわけではないのですが、温度が高くなりながら、昇温しながらやって来る、ということは言えます。練馬あたりは風が弱く、空気が滞るために、日射を受けた地面から加熱され、日中の昇温の影響が大きいと考えられます。また先に述べましたように、風がぶつかる地域でもあります。風はぶつかるところでは弱まるので、このあたりも温度上昇の原因なのではないかと思われます。
・・・実は完全には解明されていないので、もう少し議論は必要かとも思います」

 暑いと言われる練馬の夏 理由は風の流れにあった!
暑いと言われる練馬の夏 理由は風の流れにあった!

昨今話題となる「ゲリラ豪雨」の発生はどこで多い?

高橋 「1時間当たり20ミリ以上を観測した強雨は、東京・埼玉県境に沿って東西(足立~練馬)と中野~下北沢で発生の頻度が高いという結果が出ました。局地的な強雨が多く発生する地域は風向によって異なります。練馬で見ると、南風が吹く時、池袋・新宿の風下の練馬区北部で頻度が高くなっています。中野~下北沢では、東風が吹くとき都心から新宿の風下になった時に頻度が高くなる、これらを併せると、『ゲリラ豪雨』の発生が多い場所は、都区部西部のビル群など都市構造と風向に関係しているように考えられます。
今から20年前の1999年7月21日、練馬中心に1時間で129ミリのものすごい豪雨がありました。死者も出てマスコミでも大きく取り上げられました。いわゆる練馬豪雨と呼ばれているのですが、強い雨の範囲を見ると、ゲリラ豪雨の特徴は、直径数キロから10kmで、積乱雲1個の大きさに相当するようなサイズで発生します」

※講演の記録は、ねり☆エコのホームページに当日レポートとして掲載されます。
ご参考にしてください。
http://www.nerieco.com/

※ゲリラ豪雨は、甚大な被害を起こしますので、
各自治体で作っているハザードマップをご参考にしてください。

▽練馬区のホームページからも「練馬区浸水ハザードマップ」が検索出来ます。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/bosai/suigai/hazardmap.html

▽シニアナビねりま190「台風に備える」参照
https://snavi-nerima.jp/supporter/detail.php?id=sprepo190

 シニア世代の参加者は多い 地球環境や省エネに関して
スキルアップしたい意欲の高さは、人生経験を重ねているからこそ
シニア世代の参加者は多い 地球環境や省エネに関して
スキルアップしたい意欲の高さは、人生経験を重ねているからこそ

練馬区地球温暖化対策地域協議会(ねり☆エコ)の活動と、私たちにできるエコ活動とは?

練馬区地球温暖化対策地域協議会(ねり☆エコ)の活動と、私たちにできるエコ活動とは? 横倉さん(右)と小口さん(左)
横倉さん(右)と小口さん(左)

高橋教授の気候変化についての講演のあと、この会合を企画・主催された(ねり☆エコ)のいろいろな活動について、会長の横倉さんを中心に三人の方々にインタビューしました。

――練馬区地球温暖化対策地域協議会(ねり☆エコ)という団体について教えてください。

横倉 「ねり☆エコは、地球規模で温暖化対策が進む中で、地方公共団体等で住民を含め、広い範囲で温暖化対策に取り組めるような協議会を作る、という国の目標が掲げられていて、これを受けて作られたものです。

ねり☆エコの会員は、区民団体や事業者、教育関係者、学識経験者などと練馬区によって構成されています。任意団体ですが、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき設立されています。事務局は(公財)練馬区環境まちづくり公社内にあり、そこの地球温暖化対策室長の安江さんが事務局長を担当されて活動しています。地球温暖化対策地域協議会は、自治体を中心に組織化したねり☆エコのような形態の他、市民団体、学校、企業中心などいろいろな形態の団体が相当数ありまして、地球温暖化防止対策を進めています。練馬区がこの取り組みを始めたのは、23区の中では比較的早い方です。環境省のホームページで登録簿が公表されています」

小口 「区民の皆さんが、地球温暖化対策に興味関心を持つ、という意味でもこの協議会の役割は大きいと思います」 

――本日の講演会の開会のご挨拶に横倉会長は、気象庁アメダス練馬気象観測所について、武蔵大学のキャンパス内にあった沿革に触れられましたが、テレビなどの気象予報でも「東京」と「練馬」が表示されます。なぜ「練馬」がクローズアップされるのか、その事に関連してもう少し詳しく教えて下さい。

横倉 「先ほどの講演にあったように、練馬区は暑い、と言われますが、全国規模で何番目にランク、ということ程ではないと思います。練馬にアメダス観測地点が設けられていたのは、武蔵大学の前身の旧制武蔵高等学校のクラブ活動で1927年に気象部が編成され、それ以来、長い年月観測記録を続けて、そのデータを中央気象台に送り続けていました。
1942年に、気象台直轄の観測所と位置づけられ、高校の気象部の生徒がデータを報告・提供していました。練馬区は、こうした歴史からすれば、気象観測に関して先進的だったといえるでしょう。

1977年からはロボット化されアメダス練馬観測所になりましたが、近年、江古田キャンパス付近は、住宅密集化したなどの理由で、正確なデータが得にくくなるとの懸念から、2012年に都立石神井公園の北側、石神井松の風文化公園に移転しました。江古田キャンパスでは、今でも生徒はずっとデータを取り続けています。

本日の講演にもありましたように、気象予測は長年にわたる観測値の蓄積が大事です。ちなみに23区でのアメダス測定地点は、東京(大手町から移転し、現在は北の丸公園、江戸川臨海(江戸川区臨海町)、羽田(大田区羽田空港)、世田谷(世田谷区岡本)、あと練馬の5地点だけです。世田谷にあるアメダスは測定項目が雨量だけと限定されています。『練馬』の気象データは東京23区の内陸部を代表しているのです」

――現在、ねり☆エコが行っている事業について教えてください。

横倉 「ねり☆エコは今年10年目を迎えます。さまざまな事業は定着してきており、区民の皆さんの知名度も高まってきています。あらためて10年を振り返り、次の10年に向け、区民の皆さんに、『今後、何を期待するか』のアンケートを行っています。沢山のテーマがある中で、いかにして区民の皆さんに興味を持っていただき、実践していただくか、という事に力を注いでいます。具体的には事業部会長の小口さんにお願いします」

小口 「今までの例ですと
『ねりまエコスタイルフエア、スタートエコライフなどのイベントの開催』
※会場は、としまえん・区役所
『環境月間・地球温暖化防止月間・省エネルギー月間等の講演会』
『くらしのエネルギー・スキルアップ講座』と『こどもエコ・コンクール』
などが挙げられます」

――今年はくらしのエネルギー・スキルアップ講座が開かれていませんが今後の予定はありますか?

小口 「平成27年度から毎年講座が開かれて来ましたが、平成30年度は事業内容の見直しをしています。例えば本日の地球温暖化、というテーマは、時間軸として長期間のテーマですから、特にご年配の方などは実感を持っていただいていて、たくさんの方にご参加いただき、好評だったと思います。
このような企画意図で、地球温暖化やエネルギーに関して、区民の皆さんを巻き込んだスキルアップに努めてきましたが、今後については検討を重ねて新しい事業を企画したいと考えています」

安江 「小学生を対象とするエコ・コンクールは教育委員会・小中学校の先生方のご協力を得て、作品を募集しています。区環境課主催の環境作文のコンクールと同時に募集を行って好評を得ています。

こども達といっしょに親の世代にエコの意識を啓蒙することは、地球温暖化対策関心の高まりを効果的に伝える事ができるようです。我々の後の世代に『どうアピールし、真剣に考えていただくか?』というのが重要と考えています。その意味で、子どもエコ・コンクールや、地球温暖化防止月間講演会では、小中学生のお子様とその保護者の方に向けた企画などをし、若い方への関心を広める努力をしています」

横倉 「ヨーロッパなどでは、地球温暖化を食い止める、という主張で学生がデモなど自発的に行っていると聞きました。若い人に自分の事として感じてもらうには、我々のような協議会などの地道な努力で、次世代の人々を巻き込んで行くことが重要です。

『地球温暖化で水没の危機に瀕している国がある』と聞いても、どこか遠い未来の他人事のようで、私たち日本人には実感が沸かない現実があります。地球温暖化によって起きる心配事が、若い世代にちゃんと伝わるためには、学校だけに頼るのも問題があると思います。地域社会、家庭など、広い視点での取り組みが重要になってくるのではないでしょうか」

 私たちのできる“エコ活動”はなにか?率直にきいてみます
私たちのできる“エコ活動”はなにか?率直にきいてみます

――次回の講演会などの予定と、家庭でできる省エネ活動を教えてください。

横倉 「直近では、屋外のブースで啓発を行うものですが、3/24(日)のこぶしハーフマラソンの時。その次は6月の環境月間です。というのは、世界環境デーが6/5ですので、6月の最初の日曜日6/3に『講演会』。6/3(月)~5(水)『スタートエコライフ2019』で展示し、啓発を行う予定です」

――エネルギー・スキルアップ講座の3回目に参加し、お話や省エネ測定の実技・見学会を通じて、省エネ機器の効用を実感しました。また住宅改造時の区の補助金制度を知って、役立たせて頂きました。

小口 「ありがとうございます。繰り返しになるかもしれませんが、省エネ活動で効果的なのは、冷蔵庫ですね。
どの家庭にもあると思いますが、例えば10年以上前のものでしたら、買い替えのお金を考えても、今すぐ買い替えをすると、電気代が一気に安くなり、省エネでかつお得となるケースが多いです。
また、白熱電球や蛍光灯などをLEDランプに取り替える事や、テレビをよく見られるような方は、プラズマなど電気をたくさん使うタイプのものを、LEDタイプに切り替えると、省エネ効果があると思います。壊れておらず使えるものですと、なかなか買い替えるという発想にならないと思いますが、省エネに気づいた時が買い替えるチャンスかとは思います」

安江 「ねり☆エコの組織や事業、活動のアーカイブなどはホームページに載せていますので、『ねりエコ』をキーワードに検索してみて下さい。講演会や事業の記録などは、『お知らせ・最新情報』、『過去の内容はこちら』の一覧で、緑色の『当日レポート』が目印です。『地球温暖化について』の解説などの更新は桃色の「お知らせ」、講演会などの募集は茶色の「参加者募集」が目印です。
http://www.nerieco.com
是非一度、ご覧ください」


講演とインタビューを通じて、地球温暖化という大きなスケールから、身近にできるエコ活動まで、幅広く理解することができました。これからの世代に、未来の地球に、私たちの練馬に住んでいてに何ができるのか。ねり☆エコの活動にも目を向け、私たち一人ひとりが意識して、生活を改善していこうと思いました。


サポーターの取材後記

オーパちゃん
「私たちが直面する2つの気候変化-地球温暖化とヒートアイランド-」と題された2時間たっぷりのご講演はホール満席の盛況でした。
高橋先生は「気候学」がご専門で、ご研究のキーワードに“短時間強雨”“都市ヒートアイランド現象”を挙げられ、練馬に住む私達にとって重大関心のテーマでご研究されています。
「地球温暖化」は地球全体に及ぶ千年にもわたる蓄積されたデータからの解析が必要で、太陽から受けるエネルギーと地球温暖化ガス(CO2など)の影響の複雑な相互関係を説明され、「気候の大変動」の現象が人間活動と関係して、今私たちの世代に対策を立てないと間に合わない事が理解できました。実際にこの100年の間に起きた気温上昇は驚くべき値です。「ヒートアイランド」現象も都市の構造と人の活動によって起きる局地的な現象であること、短時間強雨、ゲリラ豪雨と呼ばれる、1999年2008年と練馬地区に襲来して家屋の浸水に加えて死者まで出た急な短時間強雨は、今後も起きるということで、その解明と早期予測には、地域の学校や市民の協力も得て、細かい地域毎の観測点でのデータから研究を重ねなければならない事も分かりました。
気象庁から発表される「練馬」が特に夏場に異常高温になることは区民にとって大きな関心亊です。東京の内陸部が島状に気温上昇することは海からの風が、その手前で海風前線を作って、内陸に高温の空気が停滞するということ「ヒートアイランド」とは別の現象と言う事も納得できました。気象予報の報道で「東京」と「練馬」と別れて表示されるのは、東京区内の内陸部の代表として表示されているため、なぜ「練馬」か!という事は、武蔵大学名誉教授でもある横倉会長さんのお話で、そこで、100年近くの長い期間、定点観測が続けられデータが蓄積出来ていたという、練馬の誇れる事だと理解しました。そして練馬区地球温暖化対策に関する「ねり☆エコ」の活動も、私たちの身近なものにしていかなければ、と改めて思いました。
かもめ
「省エネルギー月間講演会」となっていたので、省エネの具体的手法についての講演とばかり思い込んでいたが、省エネが求められる原因である気候変化についての科学的なお話だった。科学の授業を受けているようで、難しい部分もあったが、豊富な図表が硬い頭での理解を助けてくれ、こうしてはいられないと、切迫感を持った。これなら各国の首脳陣も、地球温暖化対策が必要だとわかるのではないかと思った。
 温暖化抑制には「CO2削減」と一言で言われるが、温室効果ガスの総排出量のうち、CO2が65%以上を占めている円グラフを見て、自然エネルギーへの転換が急務だと実感できた。一方で、排出量は少ないが、CO2の2万倍以上の強い温室効果がある、人間が化学的に作り出したフロン等もあり、これらに対し、温暖化防止の観点から、化学技術的改善に英知を結集しなければいけない。複雑なシミュレーションの結果、「早期にCO2削減すると、1.5°Cに気温上昇を抑制する確率が高い」とでている。もっと早く取り組んでいたらと、私たちの孫やひ孫が後悔しないように、特に先進国は大胆に取り組む義務があると思う。何の対策もしなければ、米は北海道でしか作れなくなるなど、身近な問題に結び付けての問題提起も、今後知りたいと思った。
 梅雨寒もなく、夏の猛暑に温暖化を実感していても、自分ができることはごくごく些細なことだけで、急を要するという認識が弱かった。経済成長に比例してエネルギーを大量消費し、快適な暮らしを手に入れてきた私たちシニア世代が、後に続く世代にツケをまわしてはいけないと、つくづく反省した。太陽光発電パネルをつけ、高断熱仕様の家を新築したいが、諸事情により実現が難しいので、まずは10年以上使っている冷蔵庫の買い替えだ。私のように、「壊れないと買い替えない」もったいない派のシニアの皆さん、買い替えて、地球温暖化抑制に一役買いましょう!

サポーター紹介