サポーター体験記
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お江戸日本橋エリアの無料巡回バスに乗って~移動がラクでお得な「メトロリンク日本橋」~

お江戸日本橋エリアの無料巡回バスに乗って
日本橋周辺は、デパートあり、美術館あり、老舗あり、歴史上の貴重な建造物などがあり…、人それぞれの楽しみ方ができる街です。これらをぬって東京駅八重洲口からぐるりと無料巡回バスが運行されています。乗り場にして13か所、何回でも乗り降り自由という快適さ! 実際に乗車してきましたのでご紹介します。

日の丸自動車興業株式会社

都市観光課 内田貴子(うちだたかこ)さん/シャトル課 秋山剛志(あきやまつよし)さん

住所
東京都文京区後楽1-1-8
電話
03-3955-1188(バスについての問い合わせ)
ホームページ
http://www.hinomaru.co.jp/metrolink/nihonbashi/
運行時間
10時~20時(約10分~15分間隔で運行・1月1日のみ運休)

運行ルートに沿ってひと巡りしました

運行ルートに沿ってひと巡りしました 日の丸自動車興業(株)の内田さん(中央)、秋山さん(右)
日の丸自動車興業(株)の内田さん(中央)、秋山さん(右)

日本橋周辺の無料巡回バス「メトロリンク日本橋」。百聞は一見にしかずと、まずは東京駅八重洲口乗り場から乗車しました。路線バスと同じくらいの大きさのバスで、ボディは白を基調とした落ち着いた雰囲気です。
平日の午前中とあって街中はまだ静か。バスの中は広々としていて、観光バスで名所巡りをしている気分です。呉服橋、日本橋を渡り、車窓からは三越日本橋本店、三井記念美術館とゴージャスで風情のある建物が見えてきます。

 運行ルート図(http://www.hinomaru.co.jp/metrolink/nihonbashi/index.html)
運行ルート図(http://www.hinomaru.co.jp/metrolink/nihonbashi/index.html

かつお節の「にんべん」、刃物の「木屋」など老舗が多いなあと思っていると、商業施設の入ったコレド室町1があったり、島根、奈良、新潟、福島などのアンテナショップが点在していたり…、のぞいてみたら楽しそうです。そんなことを感じている間にバスは東京駅八重洲口に戻り、およそ40分間のちいさな旅でした。

「メトロリンク日本橋」の目的と無料のワケは?

「メトロリンク日本橋」の目的と無料のワケは? 島根県のアンテナショップ「にほんばし島根館」。全国各地のアンテナショップが建ち並ぶのも日本橋の特徴
島根県のアンテナショップ「にほんばし島根館」。全国各地のアンテナショップが建ち並ぶのも日本橋の特徴

「メトロリンク日本橋」を運営する日の丸自動車興業株式会社の内田さんと秋山さんにお話を伺いました。いつ頃からどのような目的で始まったのでしょうか。
「メトロリンク日本橋は、このエリアの交通改善と来街者、地域住民のために良質なサービスを提供して、街を活性化させたいという目的で平成16年3月にスタートしました。現在の協賛企業は30社5団体、この協賛のおかげで無料運行が実現しています。環境に配慮したハイブリッドバスを採用し、さらに低床機能も装備しているので、車椅子のお客様も乗り降りしやすいユニバーサルデザインなんですよ」

 バスに乗るとすぐに目に入るラック。マップやパンフレットなどから、日本橋情報が手に入ります
バスに乗るとすぐに目に入るラック。マップやパンフレットなどから、日本橋情報が手に入ります

人と環境にやさしい取り組みですね。バスに乗ると運転席の後ろのラックがすぐ目につきました。
「そのラックには、運行ルート図、協賛企業やデパートなどのパンフレット各種がそろえあります。開催中の展覧会やイベントがリアルタイムでわかるので、情報収集にぜひご活用ください」
乗車人数は11年間で累計750万人を突破

 乗り場案内はこんな感じでした。少し控えめに置いてあります
乗り場案内はこんな感じでした。少し控えめに置いてあります

車内に設置されているモニターでも日本橋の景色や情報が映し出されていました。バスはどのような方が利用されているのでしょうか? また、人気の秘密は?
「一番多いのは、デパート、老舗、アンテナショップをご利用するシニアのお客様で、年間約85万人。平成27年12月には累計乗車人数が750万人を突破しました。無料で何度でもバスにご乗車いただけることや、乗り場が東京駅や地下鉄駅のすぐ近くにあり、交通アクセスが良いことが人気の秘密だと思います」

 日本橋にある麒麟像
日本橋にある麒麟像

買い物で疲れたら、「バスで移動し、お茶を飲みに行こう」とか、「あちこち回りたいけど歩いてはちょっと…」という時にこのバスは力強い味方になると思いました。
日本橋以外のコースもありましたら、ご紹介ください。
「日本橋エリア以外にも、2コースの巡回バスがあります。『お台場エリア』は観光を楽しむお客様が多く、『丸の内エリア』は就業者が交通の足として多く利用されています。機会があればそちらもぜひご利用ください」

マイルートを見つけて日本橋を楽しんでほしい

マイルートを見つけて日本橋を楽しんでほしい 東京都選定歴史的建造物に指定されている日本橋ダイヤビルディング(左) 1階エントランスホール入口(右)
東京都選定歴史的建造物に指定されている日本橋ダイヤビルディング(左) 1階エントランスホール入口(右)

今後は、他の地域でも同様のサービスを考えているそうなので、期待が膨らみますね。ぜひ、シニア世代へひと言お願いします。
「日本橋は買い物、美術館・史跡巡りなど、魅力あふれる地域です。多くのお客様は何度も訪れて、自分だけのルートを見つけているようです。皆さまも、『メトロリンク日本橋』を利用して楽しんでください」
…というコメントをいただきましたので、バスと徒歩で発見したおすすめスポットをご紹介します。

 たいめいけんのタンポポオムライス
たいめいけんのタンポポオムライス

● 日本橋の車道の中央にある「日本国道路元標」は、江戸五街道の起点であることは有名ですね。橋のたもとには、そのレプリカと説明文があります。
● 日本橋の「獅子(しし)像」は、8×4(橋)=32頭(ごろ合わせ?)あるそうですよ。そして、獅子像が前脚でつかんでいるのは、東京市(現在の東京都)の紋章。翼を持った伝説上の「麒麟(きりん)像」、戦後70年経過しても残る「焼夷(しょうい)弾の痕跡」など、多くのエピソードをもつ日本橋です。
● 江戸橋南交差点そばにある 「日本橋ダイヤビルディング」は、昭和初期の建物と現代の高層建築を共存させた不思議な建物です。1階エントランスホールと、河岸の親水空間は一般公開されています。
● お腹がすいてきても、日本橋ならおいしいお店にこと欠きません。以前から気になっていた、洋食の老舗「たいめいけん」でランチをいただきました。タンポポオムライス(伊丹十三風)は、ナイフで切ると中から卵がトロトロ。絶妙の味でした! やはり“食”も日本橋散策を盛り上げる醍醐味(だいごみ)のひとつですね。

ほんの数時間でしたが「メトロリンク日本橋」を利用して、ミニ旅を満喫しました。

サポータの取材後記

ハニー
日本橋周辺は、街角を曲がるとイメージが一変したり、路地を抜けるとまた違った風景が見えたりする魅力ある街。新旧入りまじった街づくりの奥深さに興味がつきません。街に携わるみんながこの地を慈しみ大切に育てていると実感しました。その中でシャトルバスも地域にしっかり貢献していました。ゴールデンウイークに、お買い物、食事、美術鑑賞へと日本橋エリアを散策してはいかがでしょうか。

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