サポーター体験記
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地域の高齢者が安心して暮らせるように-高齢者見守り訪問員とは?-

地域の高齢者が安心して暮らせるように
※これは平成22年当時の内容です。現在では記事でご紹介している内容とは一部異なるところがあります。

皆さんは、「高齢者見守り訪問員を急募しています!」という記事をご覧になったことはありますか。
「高齢者見守り訪問員」(以下、「訪問員」といいます。)とは、住みなれた地域で安心して暮らし続けられるように、65歳以上のひとりぐらしの方などを定期的に訪問するボランティアの方々です。
区内に22ヶ所ある高齢者相談センター支所(以下、「支所」といいます。)が拠点となっており、訪問員は、地域の支所に登録し、区のサポートを受けながら、見守り訪問サービスを利用する方(以下、「利用者」といいます。)のお宅を訪問しています。
訪問員は、1人につき最大5人の利用者を担当し、利用者のご自宅へ週1回程度訪問します。10〜15分程度お話しをして、利用者の安否を確認します。
今回のサポーター体験記は、高齢者見守り訪問とはどのようなものか理解していただくため、実際の訪問に同行し、訪問員・利用者の方からお話を伺いました。
この体験記が、訪問員になってみようか、あるいは、見守り訪問サービスを利用してみようか、と考えている方のきっかけづくりとなり、一人でも多くの高齢者が、いっそう安心して暮らせるようになればと思います。

高齢社会対策課高齢者給付係

(現在は高齢者支援課生活支援体制整備係)

高齢者見守り訪問事業の現状

高齢者見守り訪問事業の現状

区の所管部署である高齢社会対策課高齢者給付係の田中さんから、現状をお伺いしました。
現在、訪問員の登録数180人ほどに対し、利用者が360人ほどいます。
区では、利用者数1,000人を目標にしており、利用者、訪問員ともに増加をすすめています。
また、定期的に利用者のご自宅を訪問してもらうには、近くにお住まいの方でないと難しいため、ある地域は利用者が多く、別の地域では訪問員が余ってしまうといった、地域的な偏在も課題だそうです。
このため、現在、訪問員が不足している地域については、「シニア ナビ ねりま」で随時、募集しているそうです。

訪問先の様子

訪問先の様子

実際の訪問活動の様子を探るため、訪問員の村瀬さんに同行させていただきました。
訪問先は、関町在住の女性(81歳)のお宅です。
玄関先で、まずは挨拶とお天気の話から始まりました。話が弾み、利用者のお友達との日頃のお付き合いの話や趣味の話など、様々な話題におよんでいました。村瀬さんは頷きながら、ひとつひとつ熱心に聴いていました。
話題が一段落すると、村瀬さんから「みまもり通信」が手渡され、さらに話が盛り上がっていきました。

※「みまもり通信」とは?
月1回発行される、区の高齢者向けサービスなどを紹介した情報紙。
訪問員から、利用者の方々へお届けしています。

村瀬さんと利用者の会話を伺っていると、毎回の訪問を楽しみにしている様子が伝わってきました。また、そういう利用者を毎週訪問して、いろいろと心づかいしている村瀬さんのいきいきとした様子も伝わってきました。
週1回の訪問は、地域のひとりぐらしの高齢者にとって、大きな意味を持つということが改めて分かりました。

直撃インタビュー

直撃インタビュー

(1)利用者
Q1.利用のきっかけは?
A.最初に高齢者相談センター支所の方に勧められたときは、まだお世話にならなくても大丈夫と思っていましたが、すでに見守り訪問サービスを利用している友達の話を聞いて、利用するようになりました。
Q2.訪問してもらった感想はいかがですか?
A.毎週訪問していただき、いろいろと話を聞いてくれたり、役に立つお知らせをいただいてとても嬉しいです。

(2)訪問員(村瀬さん)
Q1.訪問員になったきっかけは?
A.ケアマネジャーとしてやっていた経験を活かして、市民目線で高齢者に関わっていきたいと思ったので応募しました。
Q2.訪問員をやって良かったと思うことは?
A.人生の先輩としての高齢者から、逆にいろいろと教えていただけて、とても嬉しく思います。
Q3.訪問活動の中で、苦労していることはありますか?
A.特に大変なことはありませんが、利用者の方がもっといろいろ話したいと思っているところを、次の利用者を訪問するため切り上げなければならないのにちょっと苦労しています。
Q4.行政への要望はありますか?
A.この事業の良い点、特に具体的な事例をもっとPRしていくことが必要だと思います。特に、利用対象者だけでなく、別居している家族の方などに、日常的な見守りが有効なサービスであることが伝われば、利用のきっかけにつながると思います。
Q5.見守り訪問員をやりたいと思っている人にひと言お願いします。
A.肩肘張らずに利用者に接していくことが大切だと思います。

サポーターの取材後記

ゆっちん
今回の取材は,元々、昨今の社会情勢を鑑み、自分も訪問員になって、ひとりぐらしの高齢者のためにできることをしたいという気持ちがあり、そこから取材を思い立ちました。
取材を通じて、訪問員の村瀬さんのいきいきと輝いている様子と、利用者の笑顔を目にし、この事業の果たす役割の重要さを改めて感じました。
取材を終えると、その足で、自分の居住地域の「高齢者相談センター支所」に向かい、見守り訪問員に登録しました。
この体験記を読んでいただいた多くの方々から、この事業に対するご理解とご協力をいただけたらと思っております。

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