東京では間もなく、梅雨明けになるでしょうか。
今年は新型コロナウイルスの影響で、軒並みイベントが見合わせとなっており
夏も、いつもより少し寂しい感じですね。
せめて気分だけでも、花火で盛り上げていきましょう!
■夏と言えば花火!「かぎや~!」「たまや〜!」の掛け声の由来は?
もともと花火は、慰霊や悪疫退散のために行われたとも言われています。
※享保17(1732)年江戸でコレラが流行し、大勢の死者が出たことなどから。
さて花火見物でおなじみの「かぎや〜!」「たまや〜!」の掛け声ですが、
この由来は、皆さんご存知でしょうか?
「鍵屋」「玉屋」とは、実は江戸を代表する花火師の屋号です。
当時の江戸の花火人気を二分した花火師と言われています。
ちなみに「鍵屋」の方は、現存する日本で最も古い花火業者で、
初代弥兵衛が日本橋横山町に店を構えて
花火を売り出すようになったのが万治2(1659)年だとか。
この弥兵衛が得意としていた花火は、
葦の管に火薬を練った玉を詰め、管から火の玉が飛び出るものだったそうです。
一方、「玉屋」の創業者は、清七といい(※『鍵屋伝書』には新八とある)、
八代目鍵屋で番頭を勤め、その腕の良さから、
文化7(1810)年にのれんを分けてもらい創業。市郎兵衛と改名したそうです。
玉屋が創業した1810年以降、両国の川開きでは
下流が「鍵屋」、上流は「玉屋」が花火を打ち上げて競演していました。
そのころ、屋号を称賛する掛け声「たまや~!」「かぎや~!」が
江戸の庶民から生まれたのがきっかけのようです。
■掛け声の「正しい」タイミングは?!
掛け声を叫ぶと「良い」と言われるタイミングは、
ヒュー・・・という音で打ちあがった花火が空に昇っていき、
一瞬静止したようにみえる、まさにこの時。
次の瞬間に「たまや~!」「かぎや~!」の声と同時に花火が開いたら完璧です!
※諸説あります。
夏の夜空を彩る風物詩である花火ですが、
今年はちょっとだけガマンが必要かもしれません。
一日も早く、皆で楽しく鑑賞できる日常が戻るといいですね。
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