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歩きながら楽しく健康づくり!
〜スマホ用アプリ「ねりまちてくてくサプリ」活用法〜

取材日:平成29年12月13日 更新日:平成30年2月13日

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平成29年11月1日に配信が始まったスマートフォンアプリ「ねりまちてくてくサプリ」をご存じですか? “健康生活をサポートするサプリメントのような位置づけ”というコンセプトで、練馬区が開発したものです。歩数計としての機能だけではなく、ランキングやバーチャルコースがあったり、スタンプをゲットできたり…と、ゲーム感覚で楽しく使うことができる便利な機能が盛りだくさん! さっそく練馬区の開発担当者に話を聞いてみました。
練馬区健康部 健康推進課 健康づくり係
課長:丸山 慎一(まるやま しんいち)さん
係長:大森 由美子(おおもり ゆみこ)さん
担当:板垣 文緒(いたがき ふみお)さん、北村 舞香(きたむら まいか)さん
■所在地 練馬区豊玉北6-12-1
■電話 03-5984-4624
■ホームページ http://www.city.nerima.tokyo.jp/

働く世代に届けるためのアプリとしてスタート︎

 取材に対応くださったのは、健康推進課の課長の丸山さん、健康づくり係の係長の大森さん、開発担当の板垣さん、北村さんの4名の皆さんです。まずは開発の経緯からお伺いしました。

「もともとは、『30代から50代の働く世代に健康情報をどのように届けたらよいか?』という課題解決がきっかけだったんです。60歳以上の高齢者には、ねりま区報や『練馬区健康手帳』の配布を通して健康に関する情報が届いている実感はあったのですが、子育てや仕事で忙しく、ご自身の健康になかなか意識が向かない若い世代には届いていない。そこで、働く世代が日常的に使っているスマホに届けることはできないかと考えたのです」と、課長の丸山さん。

 シニア世代は健康への関心が高いと思いますが、このアプリのターゲット層として考えてもよいのでしょうか?

 「それぞれの世代のニーズに合わせた提供方法や活用の仕方がありますので、もちろん大歓迎です! 実際にシニア層の利用者は少なくないんですよ。2月9日時点で、このアプリをダウンロードした4,811名のうち、6〜7割がユーザー登録をしていますが、そのうちの4分の1が60代以上の利用者です」

自治体が提供する健康アプリは、都内で初めて!

 「ねりまちてくてくサプリ」の主な機能について、開発のメイン担当である板垣さんに教えていただきました。

 「とにかくコンテンツが盛りだくさんなので、いろいろな機能を試してみてほしいです。登録するのに個人情報は必要なく、ニックネームさえ入力すれば誰でも利用できますので、多くの方に登録していただけたらうれしいです」

 プロフィールの登録の際に、性別や年代、身長や体重などの健康記録も入力しておくと、登録者全体の中での総合順位や、性別・年代別のランキングが表示されたり、毎日の記録をグラフで見ることができたりと、モチベーションアップにつながる工夫がたくさん。さらに、“1日7,000歩”というように目標を設定すると、応援メッセージが届くのもお楽しみのひとつです。

 目標をクリアすると褒めてもらえるのはもちろんのこと、達成できなくても、「疲れていたり、頑張れないときもあるはずです。無理せず自分のペースで続けましょう」など、優しいメッセージが届くのが特徴です。

 「大人だって褒められると嬉しいもの。頑張った人にも、頑張れなかった人にも、優しい言葉をかけるようにしています」と話すのは、健康づくり係長の大森さんです。係内の皆さんで考えているという応援メッセージに癒されながら、また明日から頑張ろう!という気持ちになれそうです。

 その他にも、区内で実施している健康講座やイベントなど、健康づくりにつながる情報が届く「お知らせ機能」、基本的な生活習慣のチェックができ、アドバイスを受けられる「生活習慣チェック機能」、スポーツ施設や健康相談などの施設が検索できる「マップ機能」など、健康を切り口とした機能がこれだけ充実したアプリは、都内で初めてとのこと。

コミュニケーションツールとしても活躍

「職場の仲間や家族、友人同士でメンバーを登録してグループを作ると、参加者同士のランキングや歩数が確認し合えます。もちろん係内でもグループ機能を使っているので、『昨日は係長が一番歩いた』とか、『私が最下位だった』とか、結果がすぐにバレてしまうんです」と、板垣さんは苦笑します。

 メンバー間のコミュニケーションの活性化にもつながるので、家族や友達同士でグループを作ってみてはいかがでしょうか。

 他にもおすすめの機能はありますか?

 「高齢者に人気の冊子『練馬区健康手帳』を開発のベースとして、さらに“アプリらしさ”を出すことに力を入れました。最も特徴的な機能が、8種類の『区内てくてくコース』と、9種類の『バーチャルてくてくコース』です。忙しいなどの理由で実際のコースを歩くのはハードルが高いという方には、『バーチャルてくてくコース』がおすすめです。普段の歩数を距離に換算するので、“コースを歩いたつもり”で達成感が味わえます」 と、板垣さん。

 『バーチャルてくてくコース』には、山手線一周、箱根駅伝、東海道五十三次、世界一周など…興味を引くコースがずらり。途中のチェックポイントや、ゴール時にもらえる“ごほうびスタンプ”など、長い道のりを制覇するためのお楽しみもちゃんと用意されていますよ♪

練馬の街を”健康フィールド”に

  厚生労働省によると、目標とする1日の歩数の目安は、男性が9,000歩以上(70歳以上は7,000歩)、女性は8,500歩以上(70歳以上は6,000歩)。とはいえ、全体的に1,000歩〜1,500歩程少ないのが現実だそうです。目標の歩数に少しでも近づけるように、「ねりまちてくてくサプリ」を大いに活用してほしいと、丸山さんは話します。

 

「今後はウォーキングのコースをさらに増やしたいと思っています。また区内43店舗ある食育応援店などの情報も登録し、練馬のまち全体を“健康のフィールド”にしていきたいですね」

 最後に、板垣さんからメッセージをいただきました。

 「食やスポーツ、農業など…“健康”への入り口はたくさんあります。このアプリではいろいろな入り口を用意していますので、興味のあるところから入ってもらえたらうれしいです。健康は自分で作るもの。生活の中で、健康に関連した“楽しいコト”を見つけるきっかけにしてください!」

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KKK3

10年前に外勤からデスク業務に異動し、歩くことが減って1年後、健診でコレステロール値が大幅に上昇し、体重も増えました。「歳をとればある程度は仕方ない」と高をくくっていたら、値がさらに上昇。これはまずいと思い、最寄り駅の一つ手前の駅から歩くようにしました。半年続けても、値はわずかに下がるだけ。スマートフォンで「歩数計」をダウンロードして継続したところ、4~5年前にシニアの標準値になり、現在は血圧、血糖値ともAです。この経験を通して、健康長寿への第一歩は“歩くこと”を改めて認識しました。「ねりまちてくてくサプリ」は、健康維持のための“行動変容”を促すサプリが満載です。年代別のランキングのほか、「区内てくてくコース」や、「世界遺産」「世界一周コース」など、モチベーションが上がるコンテンツが盛りだくさん。スマホを使う世代向けに開発されたそうですが、シニアも大いに活用してほしいと感じました。

ベジタブル

健康推進課健康づくり係を訪問して、「ねりまちてくてくサプリ」についてお話しを聞きました。“練馬区健康手帳の電子版を作る”という発想から、スマホアプリを開発したそうです。おすすめは、ウオーキングのバーチャル体験。歩くだけで、箱根駅伝、山手線一周コースなどのコースが楽しめます。目標値を入れると、励ましやアドバイスなどのメッセージも受け取れます。まさにサプリメント効果が期待できます。たくさんの方々に利用してもらいたいです。

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健康推進課 健康づくり係の丸山さん、板垣さん、北村さん、大森さん(左より)

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開発のベースとなった「練馬区健康手帳」は、毎日の健康の記録を記入できる人気の冊子

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平成28年2月に企画を立ち上げてから平成29年11月のリリースまで、開発をしてきた板垣さん。現在も、10日に1回、定期的に「アプリの楽しみ方」を配信しています

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総合順位、性別、年代別に毎日ランキングが表示されるので、「頑張らなきゃ」という気持ちに!

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保健相談所や診療所、運動施設などの施設案内も、マップですぐに検索できます。トップ画面右上の3本ラインからは、アプリの使い方などを確認できます

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iOSのダウンロードは上記から

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Androidのダウンロードは上記から

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サポーターの取材の様子