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腰かけてラクラク、シニアにおすすめ「チェアヨガ」
~膝が痛くても車椅子でもOK! 男性も参加しやすい! ~

取材日:平成29年10月19日 更新日:平成29年11月27日

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ヨガは、ゆったりとした動きでよく知られている健康法のひとつで、若い女性の間でとても人気がありますが、「カラダが硬いので無理そう…」と思われる方もいるのでは⁉︎ ご安心ください。椅子に座って行う「チェアヨガ」なら、初めての方やシニアの方でも、無理なく簡単な動きでヨガを楽しめます。区内で定期的に開かれているチェアヨガの会に参加してきた様子をお伝えします。
ネリカル
代表:三浦 あい(みうら あい)さん
講師:三浦 朱美(みうら あけみ)さん
■ ホームページ:
ネリカル https://nericul.themedia.jp
ネリヨガ https://www.nerimayoga.jp/
■ 電話:080-3157-6048(三浦あいさん)
■ メール:yoga@mopstudio.jp

日常生活の中でもできるヨガ

 チェアヨガの会を運営するのは、練馬区内で出張カルチャーレッスンを行っている「ネリカル」の三浦あいさん。講師は三浦朱美さん。会場は、小竹向原駅近くの音楽喫茶アカシアで、受講者の方たちと一緒にチェアヨガを体験させていただき、お二人にお話を伺いました。

 「椅子に座ってできるチェアヨガは、マットなどを床に敷く必要がないので、場所を選ばず、自宅でも会社でもできるのがいいところ。床に座るよりも椅子の方が骨盤が立った形を保ちやすいので、正しい姿勢でヨガができます。立ったり座ったりという動作も少ないので、腰や膝への負担も少なくて安全です」と、あいさん。

 服装は、足や肩がラクに動かせるものであれば、特別なウェアを揃える必要はありません。普段の生活と同じ格好で気軽に始められます。

 「体の動かし方は、いわゆる健康体操と言われるものと似ていますが、チェアヨガはヨガならではの呼吸と瞑想を意識して行います。目を閉じて自分の内面に集中することや、ゆっくりと深い呼吸を行うことで、心を落ち着かせることができます。忙しい毎日の中でも、自分の心と体の状態をチェックする時間を作ってみると、毎日の変化に気付くことができます。体調を悪くする前に、小さな変化に気が付けば、体調の悪化も予防できるんですよ」と、朱美さん。

 なるほど、自分の心と体と向き合う時間になるんですね。

チェアヨガの体験レッスン、スタート

 早速、朱美さんの指導で約1時間のクラスが始まりました。

 「いろんなポーズをとっても基本の姿勢に戻るので、最初に、基本の姿勢を正しく覚えましょう。椅子の座面の真ん中に、背もたれから体を離して座り、足の幅も軽く広げます。背筋を伸ばして、ゆっくりと鼻から息を吸って、鼻から息を出して呼吸を整えます。そして肩の力を抜いてみましょう。手の平は天井を向けて、腿(もも)の上にのせます」

 実践してみると、基本の姿勢ができました。初めての方も、シニアの方も、体の固い男性も、これならできそうです。受講者の様子を見ながら、「そうです。はい、いいですね」と声を掛けてくれるので、緊張することもありません。朱美さんの声はやさしく透明感があり、すーっと心に染み込んでいき癒されます。

 背中や体側を伸ばしたり緩めたり、タオルを使って肩を動かしたりして上半身の運動。腕と腕をクロスして作る「ワシのポーズ」は、普通のヨガでは足同士も絡ませ、片足でバランスを取る難しいポーズですが、チェアヨガで行うのは腕の部分だけ。それでも十分、肩の筋肉を動かせます。

 そして休憩をはさんで後半は、足首を回したり、かかとやつま先の上げ下げなどの下半身を動かします。足の動きはどれも腹筋の力が必要なので、簡単そうに見えて、実はかなりの運動量になります。ゆっくりとした動きで、気持ちよく体を使うので、約1時間のレッスンが終わると、背筋がスッキリ、体はポカポカ。

 レッスンの後は、参加者の皆さんとのコーヒータイムを楽しみながら、「ホントに気持ちがよかった」「全然難しいこともなかった」と口々に感想を話し、おしゃべりに花が咲きました。

無理をせずに自分のペースで

 チェアヨガを続けることでどんなメリットが生まれるのでしょう。

 「骨盤を立たせる正しい姿勢を保つようにすることで、腹筋や背筋が鍛えられ、柔軟性が高まり、体力が向上します。また深い呼吸を繰り返すので、自律神経が落ち着き、不眠の解消なども期待できます。深い呼吸ができると発声もよくなり、チェアヨガを始めた皆さんは、以前よりも元気になられていますよ」と朱美さん。

 ただし持病のある方は、かかりつけのお医者様に確認してから。そうでない方も「今日は体調がすぐれないな」と思う時は無理をしすぎないように。

「カフェでチェアヨガ」を広めたい

 チェアヨガを運営している「ネリカル」の主催者、三浦あいさんにお話を伺いました。

 「『カフェでチェアヨガ』は現在、ここ音楽喫茶アカシアで毎月第三木曜日に開いています。男女問わず、どなたでも参加できるクラスなので、アクティブシニアの方にどんどん楽しんでいただきたいと思います」

 カフェ以外にも、高齢者施設のチェアヨガイベントでは車椅子の方も参加しているそうです。シニアの方が集まるコミュニティなどで「チェアヨガをやりたい」という声があれば、ネリカルから講師が出向いていくとのこと。チェアヨガがいろいろな場所で開催され、普及していくとよいですね。

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数年前からヨガサークルで週1回、気軽なヨガを楽しんでいます。それが心身にとてもよいと実感していたので、シニアの方、特に男性ももっとヨガに親しんでほしいと思っていたところ、「チェアヨガ」を知りました。体験してみて、椅子を利用することでマットを敷くよりぐっと日常に取り入れやすくなることがわかり、これはぜひ多くのシニアにおススメしたいと思いました。

富士男

ヨガ発祥の地インドでは、古来男性中心に行っていたそうですが、昨今のヨガ教室の会員募集チラシでは若い女性がマットに座り、きれいなポーズを取っている写真が多く、高齢男性にとっては別世界…。チェアヨガってナニ? と恐る恐るの初体験でした。あぐら世代の体の硬い高齢男性も、背骨が真っ直ぐに立ち自由に体を動かせることを実感。椅子さえあれば自宅でも気軽に出来る運動です。終了後は、おしゃれな喫茶店でコーヒタイムも心地よく、「高齢男性は初めから頑張り過ぎないように」との助言を忘れずに、生活習慣に取り入れようと決意した体験となりました。

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ネリカル代表の三浦あいさん(左)と、チェアヨガ講師の三浦朱美さん(右)。お二人とも自然体で魅力的!

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基本姿勢の後は、上半身のポーズから。ひとりでもできますが、大勢でやると何倍も楽しめます

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認知症予防脳トレ士の初級資格も取得している朱美さん。チェアヨガのレッスンの合間に脳トレもはさみ、カラダもアタマもココロも元気に!

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タオルを使ったポーズの様子。簡単なポーズでですが、肩まわりがスッキリして体が芯から温まります

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上半身の運動の後は、足首を回すなど下半身の運動に移りました。チェアヨガはポーズを作ることを目的としないので、膝や腰が痛い人でも無理なく楽しめます

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今回、会場となった小竹向原駅からすぐの場所にある「音楽喫茶 アカシア」。平成29年9月より、チェアヨガの定期開催が始まりました
(写真提供:音楽喫茶アカシア)

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普段はおしゃれなカフェとして営業しています。カフェだからこそ、男性もシニアも抵抗もなく参加しやすいのでは?(参加は1回1,500円)
(写真提供:音楽喫茶アカシア)

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チェアヨガ終了後は、希望者でコーヒータイム。一般参加者にも感想を聞くなど、和やかな取材となりました