カラオケは最強の健康法?!
〜100歳を目指して歌おう♪〜

取材日:平成29年6月2日 更新日:平成29年8月10日

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子どもや若い世代はもちろんのこと、シニア世代にもカラオケは大人気! 声を出し、脳の活性化にも効果があるカラオケは、もしかしたら最強の健康法かも…?! ということで、シニア世代のカラオケの楽しみ方や上達のコツなどについて、カラオケのプロにお話を伺ってきました。これから初めてみたいという方も、カラオケ上級者の方も、ぜひ参考にしてみてください♪
志村スタジオ
志村 晴美(しむら はるみ)さん
■所在地:練馬区春日町1-11-1
■電話:090-2752-5535
■定休日:水曜・木曜・日曜

シニア世代にとってのカラオケとは?

 今回取材に伺ったのは、春日町にあるカラオケスタジオ「志村スタジオ」。運営する志村晴美さんは、区内の敬老館や地区区民館11か所や老人大学でカラオケの指導をしている、まさにカラオケエキスパート。志村さんの生徒数はほとんどが70代以上で、常時なんと600〜700名いるというから驚きです!

 「カラオケは、足が悪くなっても寝たきりになっても歌えるので、体ひとつで最後までできる健康法なんですよ。音楽に合わせて歌ったり、歌詞を覚えたりと脳の活性化にも有効です。カラオケをやっている方は、興味の幅が広くて元気な方が多いですね」

 ちなみに、喉は筋肉でできているので、歌わないでいると筋肉が衰えてしまうそう。それなら、楽しく歌って喉の筋肉を維持していた方が良いですよね。また、加齢によってしゃがれ声になるのは、声帯にシワができるのが原因なんだそうです。

 「でも、年齢とともに変化していく声を歌に生かせば、最後まで歌を楽しめる。死ぬまでカラオケ、素敵じゃないですか?」と、笑顔で話す志村さん。

 なんだかいいことずくめのカラオケですが、どうせ歌うならもっと上手に歌いたい!ということで、上達のコツについてもお聞きしました。

「自分はコレ!」という1曲を決めよう

 「まずは“自分の持ち歌”を決めましょう。自分に合う曲は、人それぞれ違います。その人の性格や雰囲気、声質に合った歌手や曲を見極めるのが大事。ご自身と歌手を照らし合わせて、あまり年齢がかけ離れていない方がいいと思います。まずは『あの人なら、この歌だよね』と言われるようなレパートリー、つまり十八番を決めておくとよいですよ」

 自分とイメージが合っている曲かどうかは、どうやって判断したらよいのでしょうか?

 「ご自身ではわからない部分もあると思いますので、とにかく歌を聞いてくれる人や家族や友達などに、どんどん感想を聞いてみることですね。普段しゃべっている声が、『あの人と声が似ているよね』と言われる歌手を選ぶのもひとつの目安です」

 人に聞いてもらって意見を聞くのが上達への近道のようです。曲が決まったら、メロディや歌詞を覚えるくらい何度も聞きましょう。ただし、歌手の歌を聞きながら一緒に歌うと、つい上手に歌っているような錯覚に陥ってしまうのでご注意(笑)。自転車の補助輪を外すのと同じだと言う志村さん。

 「何度も聞いて耳で覚えたら、今度はカラオケで練習しましょう」

自分の声にキーを合わせることが大切!

 自分にピタッとハマった曲や歌手を見つけたら、ただ歌うだけでなく、「これを歌う時は、キーをいくつ上げ下げすれば気持ちよく歌えるか」を探っていくと、ますます歌うことが面白くなるのだとか!

 「曲のキーが自分の音域に合っていないと、高音や低音が出しづらく、気持ちよく歌えないですよね。普段しゃべっている声の高さが、その人がいちばん出しやすいキーなんです。年齢とともに出せる音域も変化していくので、例えば30年前には楽に歌えていた曲が、今は歌いづらいということはよくあるんですよ」

 そのためにも、気軽に「キーを変える」ことに挑戦してみてほしいと志村さんは言います。ちなみに、キー1つで0.5音、キー2つで1音に相当するそうです。つまり、1音下げたい場合は、キーを「-2」にすればよいのです。

 「歌手本人と自分は絶対違うわけだから、自分に合わせてキーを調整すればいいんです。自分のために歌えばいいと割り切って! いちばんいいのは、自分と同じような音域の歌手を選ぶことですけどね。歌うのが楽しくなってハマっちゃいますよ(笑)」

気軽に楽しめるカラオケをいつまでも♪

 いざ歌おうと思った時、カラオケボックスや、カラオケのある飲食店などもありますが、練馬区内の地区区民館や敬老館などの公共施設でカラオケが完備されているところもあります。お近くの施設をぜひチェックしてみましょう。

 志村さんが区内の公共施設で講師をしているカラオケ教室では、毎回違う曲を歌う人、ずっと同じ曲を歌う人、自分の世界観をもっていて、聞いてもらうだけで満足している人など、いろいろな人がいるそう。

 「シニア世代は、真剣に歌手を目指すところまでは行かなくても、“うまく歌い続けられるように維持すること”を目標にするとよいと思います。カラオケは交流の場にもなりますし、死ぬまでできる趣味でもあり、健康法でもありますから。100歳を目指して歌ってほしいですね!」

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ベジタブル

歌を歌うことは健康に良く、脳の活性化にもなり、どこでもいつでもできます。先生の生徒さんは70歳~90歳の方々が中心で、年齢よりも非常に若く見えるそうです。上達のためには自分に合う曲を選び、歌詞を覚えること。キ―が大切だそうです。歌わなくなると、喉の筋肉が衰えて歌えなくなるそうです。歌は一生楽しめるものだとお話してくださいました。最後に志村先生の『天城越え』の熱唱を聞き、感動して帰路につきました。

鷹山公

今や国民的なリクレーション・コミュニケーションの場として定着したカラオケが、高齢者の方にとっては、健康維持・社会交流の場となっているようです。志村晴美先生の明るいキャラクターのもと、オシャレを含めて新しいことに興味を持ち、好奇心が旺盛になっていく生徒さんが羨ましいです。カラオケ上達のコツは、①キャラクターに合った選曲をする、②自身のキーを確認しレパートリーを1曲作っておく、③好きな曲と合う曲は違うので人の意見を聞いてみる、とのこと。特に③は、勘違いしている方が多いのでは…?

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志村スタジオの入り口。「まちゼミねりま」でもカラオケ講座を開催しており、いつも大人気!

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志村晴美さん。清水ミチコさんに雰囲気がそっくり…。「外出先ではよく声をかけられたり、サインを求められたりすることもあるんですよ(笑)」

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アットホームなスタジオには、志村さんが大好きだという氷川きよしさんのポスターやグッズも!

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サポーターも好きな歌を1曲歌って、志村さんからアドバイスをいただきました

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サポーターのリクエストで「天城越え」を披露してくださった志村さん。素晴らしい歌唱力に思わず聴き入ってしまいます

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「はつらつセンター大泉」のカラオケ室。どこの施設でもカラオケは大人気だそう