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オリンピック・パラリンピックの感動をふたたび東京で
~過去、現在、そして2020年へ! 練馬区とオリパラ〜

取材日:平成28年8月25日 更新日:平成28年9月26日

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リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック競技大会(オリンピック・パラリンピックについては以下、オリパラ)では日本選手の活躍で大いに盛り上がりました。その興奮さめる間もなく、心は4年後の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、「東京2020」と略)へ。過去から現在、そして未来へと輝き続けるスポーツの祭典に向けて、練馬区の取り組みなどについてお聞きしました。
練馬区 地域文化部
オリンピック・パラリンピック担当課長 大塚 英男(おおつか ひでお)さん
スポーツ振興課 管理係長 杉本 規子(すぎもと のりこ)さん
東京オリンピック(昭和39年)聖火ランナー 笠松 孝男(かさまつ たかお)さん
■所在地:練馬区豊玉北6-12-1
■電話:03-5984-1406(練馬区 地域文化部)

昭和39年、聖火ランナーの一番の思い出

 日本が獲得したメダルは過去最多の41個を記録したリオデジャネイロオリパラ。多くの方がテレビの前で応援し、熱い夏を過ごしたのではないでしょうか。そして、4年後の「東京2020」へ気持ちがはやるなか、「練馬区とオリパラ」というテーマで、過去〜現在〜未来について取材をしてきました。

 まずは、練馬区の元職員で昭和39年の東京オリンピックの聖火ランナーを務められた笠松孝男さんに、当時の思い出などをお聞きしました。

 「聖火ランナー随走者に選ばれたのは20歳のときでした。民間の会社員、学生の方もいて、週1回、午後1~2時間、当時の中央大学練馬グラウンド(現在の練馬総合運動場)に集まり、走り方の練習をしました」

 区民ランナーは当時13~20歳の総勢46名。2区間(全長2.5km)を2編成(1編成は正走者1名、副走者2名、随走者20名の23名)がそれぞれ走った、と当時の練馬区広報で報じています。

 「本番で一番印象に残っているのは、沿道に大勢の人が途切れなく並び、声援を送ってくれたことです。本当にすごい熱気でした。聖火をつなげるという使命を達成したことで、忘れられない一日でした」

 笠松さんのお話から、オリパラは参加する人と応援する人が一体感で結ばれるものだと感じました。

オリパラへの機運を高めていきたい

 オリパラに関連した取り組みなどについて、スポーツ振興課管理係長の杉本さんに伺いました。

 「7月18日に練馬区役所で、リオデジャネイロで開催のオリパラに出場する選手の壮行会を開催しました。練馬区ゆかりの選手のうち4名の選手にご出席いただき、区長とともにおよそ300人の区民の方が参加して、応援の気持ちを伝えて送り出しました」

 オリパラに出場する地元の選手の顔が見えると、なおさら応援にも熱が入りますね。

 「オリンピックの雰囲気を高めるといったことでは、3月に開催した『練馬こぶしハーフマラソン2016 』のトークイベントのゲストに、オリンピックメダリストをお招きしました。スキージャンプの葛西紀明選手と元競泳選手の岩崎恭子さんが、オリンピック出場などの貴重なお話をしてくれました」

 当日、お二人はオリンピックのメダルも披露してくださり、当事者ならではの話に会場は盛り上がりました。

練馬区の一部も「東京2020」会場

 4年後の「東京2020」開催に向けて、オリンピック・パラリンピック担当課長の大塚さんにお話をお聞きしました。

 「今年の7月に当課を立ち上げました。他の部署と連携を取りながら業務を進めています。ちなみに、『東京2020』の射撃の競技会場は陸上自衛隊朝霞訓練場にあり、練馬区にもまたがっているんですよ」

 世界中から射撃選手がきて、練馬区にも足を踏み入れることになるとは…! 楽しみですね。

「東京2020」と練馬区

 「小池百合子都知事がリオからオリンピックとパラリンピックの旗を持ち帰りました。都でレプリカを作り、都内などを巡る『フラッグツアー』を企画しています。練馬区には、平成29年5月に1週間来る予定です。光が丘公園でのこどもまつりとタイアップしたイベントなど、これからプランを練っていきます」

 シニアが参加できることはありますか。

 「『東京2020』では、多くの方にボランティアでの参加をお願いすることになります。シニアの方の参加ももちろんです。外国からのお客様のおもてなし役ですので、外国語ができる方なら歓迎です。今後、大会ボランティアや都市ボランティアの募集があります」

 「応援をするという参加も、スポーツを楽しむ要素です。シニアの方も、ぜひ選手を一生懸命応援してください。スポーツのイベントでは、『参加者へのウエルカムな気持ち』を大切にしてほしいですね」

 「東京2020」を前に、実施する競技のルールについても学んでおくのもいいですね。開催中は、都内でも大勢で観戦するパブリックビューイングも予定されているので、大いに盛り上がりそうです。

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1964年の東京オリンピックの時、私は都内の小学1年生。学校前の沿道や白黒テレビで選手を応援していました。当時の子どもが2020年には、子どもや孫と2回目の東京オリンピックを迎えます。今回の取材で、練馬区の今までの頑張り、これからの計画を知ることができました。シニアの皆さん、様々なかかわり方ができそうです! 「東京2020」を楽しみましょう。

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「東京2020」の射撃の競技場(入り口)が練馬区であることなどがわかりました。シニアもテレビの前で応援するだけでなく、例えば、聖火ランナーの走る沿道で声援を送れたら、参加意識が高まります。できれば椅子を持っていき、座って待っていられる場所があるとシニアにはありがたいですね。

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左から笠松さん、杉本さん、大塚さん

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「壮行会」の様子。右席からオリンピック出場の棟朝(むねとも)銀河さん、(トランポリン)、山下敏和さん(ライフル射撃)、三口智也さん(近代五種)、パラリンピック出場の岩渕幸洋さん(卓球)。伊藤正樹さんはけがのため欠席。(写真提供:練馬区)

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平成25年(2013年)6月1日発行の「ねりま区報創刊60周年記念特集号」。昭和39年9月30日「練馬区広報」の一部を再掲した(写真提供:練馬区)

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上記の「練馬区広報」から、聖火リレー練習風景の写真を抜粋。聖火から大量の白煙が吹き出ているのがわかります(写真提供:練馬区)

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「練馬こぶしハーフマラソン2016」の様子。ランナーからは「コース脇の応援が多く、ボランティアの対応が良かった」と高評価でした

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「練馬こぶしハーフマラソン2016」のトークイベント。葛西紀明選手(左)と岩崎恭子さん(右)。手に持っているのはオリンピックのメダル

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4年後の「東京2020」のポスターが、公共施設などに掲出されています

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シニアサポーター(右側2名)の取材の様子