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近場で気軽にブルーベリー摘みを楽しもう!
~練馬区ブルーベリー観光農園~

取材日:平成28年8月12日・16日 更新日:平成28年9月12日

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農業で知られる練馬区で、最近人気が出てきているのがブルーベリー。栽培されているというだけでなく、「観光農園」として実際に摘み取りできるのが大きな魅力です。ご近所で、自分の手で、ブルーベリーを摘んで味わえるなんて、まさに練馬区民ならではの楽しみ。収穫の喜びを味わってみようと、ブルーベリー摘みを体験しに行ってきました。
練馬区 都市農業課 農業振興係
丸山 紀子(まるやま のりこ)さん・梶山 奈緒(かじやま なお)さん
■所在地 練馬区豊玉北6-12-1
■電話 03-5984-1403
■FAX 03-3993-1451
■ホームページ http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/nogyo/hureai/kanko/index.html

内堀農園1・2
内堀 良明(うちぼり よしあき)さん・美津江(みつえ)さん
■所在地 練馬区西大泉4-21
■電話 090-9320-8303、090-1809-6957
■開園期間 7月中旬~9月中旬

平成28年度は、区内に31か所開園

 ここ数年、夏になると、区内のあちこちで「ブルーベリー」の看板やのぼりを目にするようになりました。なぜ練馬区でブルーベリー栽培がこれほど盛んになったのでしょうか。練馬区都市農業課農業振興係の丸山さん、梶山さんにお聞きしました。

 「練馬区のブルーベリー栽培は、地元の農家さんによるブルーベリー研究会が中心になって始まり、その後、区も後押しをして平成19年度に8園が開園しました。観光農園は農家さんの負担が少なく、区民の農に触れ合う機会になるということで徐々に広まっていったんです」

 今夏、区内で開園したブルーベリー観光農園は、なんと31園! その数は東京都内でも“ダントツ”だそうです。最近はマスコミで取り上げられることも多く、区内はもちろん近隣の区や都外から訪れる方も多いとか。何はともあれ、実際に体験を!ということで、ブルーベリー農園を紹介していただきました。

摘み取った分を計量して買い取るシステム

 お邪魔したのは、区内でも早くからブルーベリー栽培を手がけている「内堀農園1・2」。ご夫婦で切り盛りしていらっしゃいます。明るく気さくな奥様の美津江さんに園内を案内していただきながらお話を伺いました。

 「うちは15年ほど前にブルーベリー栽培を始めたんですよ。幸いなことに、土が合っていたので大規模な土壌改良の必要もなく、スムーズに移行できました。ちょうどパソコンが普及してきた頃だったので、目にいいとされるアントシアニンが豊富なブルーベリーは、健康志向の波にも乗ったのだと思います」

 観光農園というと、イチゴ狩りなどのように入場料を払って収穫しながら食べる“食べ放題”のイメージがありますが?

 「区内のブルーベリー観光農園は、どこも入場無料。摘み取った分を計量して100g200円の代金をいただくシステムに統一されています。カート持参で5kgも摘んでいかれる方もいれば、毎週少しずつ摘みに来られる方もいらっしゃいます」

 その日に食べる分だけ摘みに来る…なんていうぜいたくな楽しみ方ができるのは、地元ならではですね!

品種によって違う、食べ比べの楽しみも

 「実のなる時期が異なる品種を植えることで、7月から9月中旬まで、長い期間収穫できるようにしています。実の大きさや味も違うので、まず品種の説明をしながら味見をしてもらうんですよ」と、美津江さん。

 両側にブルーベリーの木が茂る細い道を歩きながら、品種の違いや熟し具合、摘み頃の実の探し方、上手な摘み取り方などを教えていただきました。

 「奥の方に、実が固まって付いている枝があるでしょう。その中から大きい実を選んで」

 とにかく大きい実を探し、触ってみて耳たぶくらいのやわらかさだったら迷わずゲット! 力を入れず、触っただけでポロッと落ちるのが、熟した実の証しです。また屋外の作業なので、日焼け対策、防虫対策も必要です。なるべく肌の露出は少なくし、帽子をかぶり、虫よけスプレーなどを準備して臨みましょう。

 「時々タンクトップなどで来られる方もいて、蚊に刺されないか心配になります。暑い盛りですができるだけ長袖、長ズボンの方がいいですね」とのこと。

 「そのままでも冷蔵庫の野菜室で一週間もちますし、冷凍もできます。洗って水気を拭き取った後、実がくっついてしまうのを防ぐためにグラニュー糖を均一にまぶしてから冷凍するといいですよ」と、保存方法についても教えていただきました。

たくさん取って、ジャムなどに加工するもよし、冷凍保存するもよし。楽しみが広がります。

区が作成する小冊子とホームページが情報源

 区内のブルーベリー農園は、園によって開園期間や摘み取りができる曜日・時間などが異なり、特徴もそれぞれだとか。そうした情報はどうやって入手すればいいのでしょう。再び丸山さん、梶山さんにお聞きしました。

 「区では、ブルーベリー観光農園の情報をまとめた冊子を発行しており、例年7月1日から区の施設や、練馬駅に隣接するココネリ3階にある産業・観光情報コーナー、JAの直売所などで配布しています」とのこと。

 また区のホームページでもブルーベリー情報を発信しているので、最新情報はこちらでチェックするのがおすすめ。ブルーベリーを使ったレシピが掲載されているので、シーズンオフでも日々の食生活に役立ちそうです。

 最後に、丸山さんと梶山さんから、
 「この時期だけの旬の果物を、身近でぜひ味わってください!」と、メッセージをいただきました。

 今回の取材で摘み取りを初めて体験し、「収穫の喜びが日常の中にあるのは素晴らしい」と実感しました。真夏の暑い時期、遠くへ出掛けなくても、ご家族やお友達と一緒に近場でブルーベリー摘み、おすすめですよ!

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以前から興味があった果物狩りですが、旅行に出かけなくても練馬区の中で楽しめるというのは、大きな発見でした。内堀農園は、いつも奥様が案内役をしていらっしゃるとのこと。おしゃべりが楽しくて、リピーターが多いのも納得です。アドバイス通り収穫したブルーベリーは、ことの外みずみずしくおいしく感じられました。次のシーズンが待ち遠しい!

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小冊子の表紙(平成28年度版)。
平成28年度の摘み取りは9月中旬で終了しますので、お出かけの際は開園状況をご確認ください

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「とにかく楽しんで摘んでほしい。お待ちしています!」と、内堀ご夫妻

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35アールの広さに15品種、約430本のブルーベリーが植えられている内堀農園

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美津江さんの手にかかると、大きくて甘い実が次々と収穫されていきます

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収穫に夢中になると暑さも気にならなくなってくる?! 水分補給を忘れないようにご注意

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内堀農園は時間制限がないので、自分で取りたい分だけ摘んだら終了。計量してもらい、料金を支払います

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摘み取ったブルーベリーはパック詰めにしてもらえ、手土産としてもおすすめ!

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都市農業課農業振興係の丸山さん(左)、梶山さん(右)